【骨粗しょう症】骨粗しょう症 更年期障害 女性ホルモン
- akagidayo0003
- 12月3日
- 読了時間: 4分
骨粗しょう症は骨強度が低下し骨折しやすくなる病気です
破骨細胞は骨を溶かしカルシウムを血液中に放出します
骨芽細胞は骨吸収によりできた穴を血液中のカルシウムやリン酸を使って埋めるように新しい骨を形成します
これが骨形成
骨粗しょう症では骨吸収が骨形成を上回った状態です
骨が作られるよりも骨が破壊される割合が多くなると骨量や骨密度が低下します
またコラーゲンなどの骨質の劣化を伴い骨強度が低下して骨折しやすくなるという流れです
骨粗しょう症の原因とタイプ
①高代謝回転型
代表的な物に閉経後の骨粗しょう症があります
女性ホルモンであるエストロゲンは破骨細胞の働きを抑制させる働きがあります
骨吸収を抑制するブレーキのような働きをエストロゲンはします
閉経によりエストロゲンの分泌が低下しこのブレーキが失われると破骨細胞が暴走します
破骨細胞が過剰に発生します
骨吸収が骨形成を上回り骨が急速に減少します
骨代謝の回転は速いため高代謝回転型と呼ばれます
結果的に骨強度が低下し骨折しやすくなる
②低代謝回転型
代表的な物 老人性またはステロイド性の骨粗しょう症あります
加齢やステロイド薬の長期使用により骨芽細胞の機能が低下します
ステロイド薬の長期使用は骨芽細胞の働きを抑制する
骨形成が抑制されるので結果的に骨吸収が上回ります
新しい骨を作る機能が低下していき骨強度が低下する
これで骨折しやすくなるという流れです
骨形成の能力が低下し代謝が低下するので低代謝型と呼ばれる
骨粗しょう症での骨折しやすい部位
①上腕骨近位部骨折
②橈骨遠位端骨折
③脊椎圧迫骨折
④大腿部頸部骨折
男女で比べると女性の方が骨粗しょう症が多い原因は
エストロゲンという女性ホルモンの関係もあります
エストロゲンの分泌量が減少すると
生理不順
のぼせ
発汗
肌の乾燥
髪のパサつき
骨密度の低下
気分の落ち込み
イライラ
不眠
肩こりや腰痛 関節痛 疲労感といった身体症状に加え 長期的にはコレステロール値上昇や動脈硬化リスクも高まります
早めに症状を把握し 対策を取ることが大切です
エストロゲンの減少の要因には 加齢と生活習慣の両方があります
加齢では30代後半から徐々に分泌量が減り始め 45~55歳頃の更年期に急減します
生活習慣による要因として 以下が挙げられます
過度なストレス
極端なダイエット
喫煙
過度な飲酒
慢性的な睡眠不足
運動不足
特に 強いストレス下で働く女性や短期間で大幅に体重を落とした女性は
年齢に関係なくエストロゲンが減少することがあります
エストロゲンを増やすには 食事 運動 生活習慣の改善が必要
例えばイソフラボン 大豆製品にはエストロゲンを増やす効果があります
ビタミンミネラルを摂る
バランスの良い食事をする
良質の脂質を摂る
適切な運動
股関節回りの運動
質の良い睡眠
自律神経を整える
趣味に没頭する
リラックスできる音楽を聴く
アロマを焚く
自然の中で過ごす
友人や家族と過ごす
ペットと触れ合う
軽い運動やストレッチ
自律神経が整うことによって ホルモンバランスも整い エストロゲンの分泌が促されます
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