脂肪組織は単なる脂肪貯蔵のための器官ではありません
さまざまなホルモン 炎症性物質 遊離脂肪酸が肝臓その他の臓器に作用し
正常なホルモンの働きを阻害し炎症を引き起こします
脂肪の中でも特に内臓脂肪が体に対する悪影響を与えます
脂肪が誘発する炎症は頭にも作用します
炎症が起こっている状態では脳のエネルギーの利用が極端に低下します
上手くエネルギーを使えない脳はその機能がどんどん低下していきます
アルツハイマーは60歳くらから発症する認知症を引き起こす疾患です
近年では40代50の若年性も珍しくありません
肥満の人はアルツハイマー病発症の危険が高いことはこれまでも報告されています
2019年の研究結果で アルツハイマー病の病気の進行は診断される34年前からすでに始まっている可能性があることが報告されています
認知機能の低下はアルツハイマー病と診断される11~15年前からすでに起こっていますが それよりもはるか前からすでに病気は始まっているのです
60歳で発症している人であれば その病変の開始は20代ということになります
20代で内臓脂肪たっぷりの肥満であれば 認知症がすでに始まっていても不思議ではないわけです
内臓脂肪の多い人は脳の萎縮が進むことがはっきりと報告されています
MRIを用いてウエストサイズと脳の容積との関係についての観察は
脳の表面部の神経細胞の細胞体が存在している部位を灰白質と呼びます
この灰白質の体積は内臓脂肪が多い人ほど少ない傾向にありました
さらに認知機能をつかさどる部位の萎縮が目立ち 将来の認知症リスクが懸念される結果でした
また 食欲をコントロールする部位の萎縮も目立ち 内臓脂肪がついている人ほど食欲が抑えられない可能性があります
本日も最後まで読んでいただきありがとうございます
日本食文化に立ち返りましょう(^^♪
今日もいい日です
#ダイエット #肥満 #内臓脂肪 #認知症

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