いままでの活性酸素は
活性酸素とは身体に摂り入れた酸素の内の数%が変化した
非常に反応性の高い酸素の事です 不安定な電子を持っているため 自分が安定するために周りの細胞の電子をなりふり構わず奪い取ろうとします
こうして酸化された細胞のDNAは傷つき『錆びた』状態になります
ほおっておくと身体はどんどん錆びていき 老化が促されてり がんを引き起こしたりします
ですが活性酸素は最初から悪者ではありません
もともとは身体に入ってきた細菌などの異物を攻撃するという重要な役割を持っています
若いころは身体の中で変化した 余分な活性酸素を中和する酵素が身体の中で働いています
ところがこうした酵素は年を重ねるにつれ どんどん量が少なくなっていきます
一方で活性酸素を増やす外界からの刺激は増えることはあっても 無磁波の所で暮らさない限り減ることはありません
紫外線 ストレス 喫煙 アルコール 電磁波etc
若いころは多少無理をしても 酵素の働きで錆びを防ぐことが出来ます
30代超えた頃から防ぐのが難しくなってくると言われてきましたが
最近の研究では従来の概念が覆す
身体にとって悪玉とされる「活性酸素」 実は「記憶の形成に必要不可欠で
また抗酸化物質により活性酸素を除去すると「運動記憶が阻害」されてしまう 活性酸素を除去する作用を持つ「抗酸化物質」(ビタミンEなど)の過剰摂取は生体に好ましい影響を与えない(運動学習を阻害しかねない
東京都健康長寿医療センター 京都大学 東北大学研究チームが2024年に公表
例)
脳の中でも 運動の調節に関わる小脳に活性酸素を作る酵素が比較的多く存在します
研究グループでは「酵素由来の制御された活性酸素が『善玉活性酸素』として小脳の重要な機能である 運動記憶形成に関与するのではないか」と考えマウス研究が行われた
抗酸化物質としても知られるビタミンEを マウスに投与し続けたところ(8週間)
小脳に依存する運動記憶が顕著に阻害された 「活性酸素を消去する酵素」をマウスの小脳に注入して 小脳に限定的に活性酸素を除去したところ
運動記憶が阻害された
上記の研究結果から「活性酸素が小脳依存性運動学記憶 さらに運動記憶の神経基盤となるシナプスの可塑的変化に関与する」ことが示されたといえます
研究グループでは こうした点を総合し「生体内で活性酸素が生理活性物質として働く 『活性酸素は悪玉』とする従来の概念を覆す」(パラダイムシフトとなる)と強調
以下の研究が続くにつれ
▼活性酸素を除去する作用を持つ「抗酸化物質」(ビタミンEなど)の過剰摂取は生体に好ましい影響を与えない(運動学習を阻害しかねない)
▼今後「抗酸化物質(ビタミンEなど)の適切な摂取に関する研究」や「活性酸素―8-ニトロ-サイクリック GMP の研究」が進むことで リハビリにおける運動記憶形成の効率化や各種運動能力の鍛錬方法の開発
超高齢社会においては運動効率の亢進を通じた健康寿命の延伸や高齢者のQOL維持・促進に役立つことが期待される―とコメントしています
サプリメントも過剰摂取は気をつけましょう というお話でした おわり
老化 アンチエイジング 健康寿命

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