短鎖脂肪酸が、腸内環境、免疫力、メンタルに重要な物質です
これは単純に 食物繊維やレジスタントスターチを沢山とればいいという話ではありません
作り出した短鎖脂肪酸がしっかりと吸収されないと 意味がありません
吸収されない短鎖脂肪酸は便の中にそのまま捨てられます
便中の短鎖脂肪酸の排泄量が多いことが、腸内環境の悪化の指標になります
便がいつも軟らかく下痢気味の人がいますが、短鎖脂肪酸の便中の排泄量が多いと下痢気味になります
便秘の人の腸内環境は悪いと言えますが、便通があっても軟便から下痢の人はもっと腸内環境が悪い可能性があります
便中の短鎖脂肪酸の濃度が高い人は、腸内細菌内の悪玉菌の比率が上がり肥満や心血管疾患の危険因子のリスクが高いです
便中の短鎖脂肪酸濃度が低い人は、腸の粘液層を形成する菌や 肥満の改善に役割を果たす細菌など様々な細菌が存在しています
短鎖脂肪酸を作り出し、必要な量を吸収するには、少数の腸内細菌も生息できるような腸内環境が必要です
菌種によって食材は違うので偏った食事をすると偏った腸内細菌が増えていくことになります
US,UK,,AUなど1万人以上の便のデータ研究があります その研究で、1週間に30種類以上の野菜果物を食べる人は腸内細菌の多様性が高く 抗生物質耐性菌などの悪玉菌が少ないということです
良い腸内環境とは多種類の腸内細菌が存在していることを意味し 状態を
『腸内細菌の多様性が高い』
といいます
クローン病などの炎症性腸疾患、過敏性腸症候群、大腸がんなどの腸管の疾患では常に腸内細菌の多様性が失われています
肥満の人の腸内細菌が変化し、その変化を見てみると多様性が20%も失われています
腸内細菌の多様性を高く維持するには多様な食事 食物繊維やオリゴ糖を多く含む食材は
善玉菌の好物で、プレバイオティックスと呼ばれます
ニンニク、玉ねぎ、アスパラガス、豆類、ブロッコリー、カリフラワー、アボカド、バナナなど
色とりどりの野菜果物に存在する成分は 善玉菌が喜ぶ成分です
乳酸菌やビフィズス菌のサプリが、その人にとってベストな選択になるとは限りません
日本人が昔から食べていた食事を摂りましょう
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