肩関節周囲炎の好発。
一般的には凍結肩などと呼ばれ、疼痛、可動域制限、初期には夜寝れないほどの自発痛を訴えることも多い。肩の運動痛も強く、とくに回旋が強く障害され、結滞結髪動作が困難になることで知られる。時間とともに肩関節周囲筋の攣縮、関節拘縮を起こし、日常生活も不便になる。
原因は肩関節周囲組織の退行変性と慢性炎症で、関節包、滑液包、上腕二頭筋長頭筋腱、腱板などの広範囲に及び、炎症による癒着により肩が動かなくなる。
外傷などによる肩関節拘縮は完全に戻ることは難しいことを考えると、五十肩の予後は比較的よい。
しかしその間の疼痛と運動制限によるADL障害(日常生活動作)は本人を悩ませるものであり、疼痛を緩和し、可動域を確保し、出来るだけ早く治療することが大切である。
評価=とくに外旋、外転が制限される。
大結節、上腕二頭筋長頭腱部、棘下筋に出やすい。放散痛が上腕や肩甲帯部へ起こる
こともある。
ADL評価=更衣、整容動作などが障害。
評価後、治療部位を絞る。
治療~セルフケア。
治療期間は症状に個人差があるので、最初の3週は週一で通っていただいています。
終わり。
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