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【一物全体、丸ごと食べる】

一物全体とは、人間が食物を摂取する際、穀物を精白したり、野菜の皮をむいたり、動物の肉や魚を部分的に食用にするのではなく、できるだけ丸ごと食べるのが健康に良いという考え方です。

栄養学の観点からも分かることで、実際に植物の皮や葉、小魚の骨には栄養が豊富です。

たとえば、大根の根の部分は、土の中にあって大地の栄養を吸収し、水分もたっぷり含んでいます。

中医学で根は陰性に属し、身体を潤したり、身体の熱を取る力があります。

一方、茎と葉の部分には地上にあり太陽の光を受け、自然の力を吸収しているため、陽性に属し、身体を温め、エネルギーを与える力があります。

ですので、大根を食べるときは、根と茎葉を一緒に食べるほうが陰陽のバランスを取るためにはよいです。





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